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進まぬ復興 3.11 

■■■■■■■■■

今日は東北大震災より2年目を数えます

まず、被災され尊い命を散らされた方々のご冥福をお祈りいたします

家族を亡くされた方々、また

現時点でも避難されて疎開や仮設住宅に止む無く転居したり

土地や家、施設を失いも、前を向き歩いてる方々へ

謹んでお悔やみと、生きる事を選んだ畏敬の意を送りたい。

 まずもって進まぬ復旧・復興について

様々な意見が飛び、政府への罵声や、疑問の声が多く聞かれます。

その中で、建築従事者たる私は以前にも某ニュース記事にも投稿したのですが

一つの伝わりにくい事実を申し上げたいと思います

まず予算は政府を通じ各自治体へ渡るのですが、

現在我々建築屋が未だに入る余地も兆しも無いのが

復興が進まぬ一つの要因になってると考えていますし、

昨日、TBSで放送されたサンデーモーニングで目にした

その象徴がありました。沖合から陸地に流された船をどうするかで

賛否両論が飛んでいるそうです、そこに一つの集約が見えます。

全てを逆算すると、復興(機能した街)するには各建物が必要です

その為には、道路や上下水配線等の整備、その前に区画整備、

そしてその前に「計画」が必要なのです。

前文に戻りますが、予算は各自治体に割り当てられます。

先ほど例に挙げた船にしろ、政府が決定した防波堤にしろ

「意見が割れている」と困るのです。そこを強く勧めれば反対派から

罵られ、止まっていれば賛成派から罵られ。

もう一点あります、区画ですが現行法に基づけば「元の街並み」は

作れません。古くから存在した山道や細い路地、裏道などや、それに面した家

それは「作れない」のです。今は、今の法でしか建築は出来ません

元々有していた土地が減ったり増えたり無くなったりも意味します。

それでもやはり、私たちが知る元の風景に戻したいと言う人達と

現実的に新しい街を作ろうとする人達もまたともに街を、人を、想っているので

強制が難しい。でも・・・難しいでは進まないのです。

私達建築屋が、こぞって入れるようになると一気に復旧・復興はなされます

そう、神戸の時我ら建築屋はそこに流されるように西へ人が流入し、

関東で人不足が発生しました。それぐらいにならないといけないのです

最後の決断は被災した地元民にしか出来ません、何が一番必要なのか

一歩踏み込み、民主的に「決」をもって先に進めなければ何も変わらないと

私は考えます。そうなれば無論少数意見は打ち消され思い描く街にならぬかも

知れません。が、一刻も早い復興にはそれが必要なのでは無いでしょうか?

その選択を被災者に委ねるのは酷かもしれませんが、他の誰も決められない

私達に出来るのは、大きい意味での色々な協力だけなのですから。

 例えば私個人に出来るのは、知恵を絞る事と建築従事者として協力すること

投げ打つほどの財もありません。 こうして発信することしか出来ないのです

願わくば、地元自治会単位で決を採り、どのような進展が望ましいか「決める」

地方自治体に持って行って、それを集めた自治体が「決める」

政府は予算を「出す」自治体は工事を「発注する」我らは受注し「工事をする」

一日でも早く、そのような日が来ることを願います

 この文を不快に思われる被災者の方が一人でも居られましたら

謝罪の言葉もありません。私ごとき余所者に何がわかると言われれば

返す言葉も御座いません。私はただ、一つの事実と可能性を伝えたい者です。

天光■■■
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