うーん順調!鉄筋最終階のフックと梁の干渉部について
2012/08/31 20:45:51
ついに最終階も佳境を越えて順調に進んでいます♪ 最後はなんか少し寂しいような、やっぱり私は高層タイプの建築が好きですね。パターンがあるなかで、いかに前回の不備や遅延を解消するか、考えて策を練り、試すのがいいなぁ^^ 最後の柱は初めての試みをしまして、末端フックは梁との干渉部を下げるのが一般的ですが、それだと上部の被りが多すぎて押さえ込みの観点から良くないとの指摘を受けた前例を考慮し、梁の直交しない部分は梁天端までフックを上げ向きを調整、梁の直交する部分だけを50下げてみました。これだとほとんどのフックと巻けるスタラップ位置は天端にもっとも近く、梁落とし後の重なりに於ける主筋の盛り上がりも避けることが出来ました^^ 以前多く見られた柱天端だけを梁より上げる手法は配筋の難しさに加え、突飛した部分の外部欠損があるという事から最近は見ません。フックを下げる代わりに籠筋を入れる手法もありますが、これは水下部分に当たったときに、方向やフックをさらに下げるなどの高度な技術が求められます。仕事である以上商売なので、強度と共に配筋のしやすさも考慮した設計が広まることを切に願います。 天光
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